Activity
introduction

活動紹介

2025.6.6

株式会社大関(大関酒造)見学会

6月6日、大河原代表はじめ12名のメンバーが酒造会社・大関株式会社を訪問する貴重な機会をいただきました。

Inspection 1

創業300年を超える歴史を持つ大関様は、伝統に甘んじることなく「魁(さきがけ)精神」をもって常に時代に挑戦し続けてこられた企業です。その精神は、ご案内いただいたいたるところで感じ取ることができました。

Inspection 2

最初に長部社長のお話と企業紹介ビデオで会社の理念や志をしっかりインプット。その後特別に見学させていただいたお酒の仕込みプロセスでは、杜氏の方が“心”と“技”を一体とすることで品質を支えていることに感銘を受け、対照的に最新鋭の設備が揃ったワンカップ大関の包装ラインでは、品質と効率を見事に両立させていらっしゃることを実感しました。

Inspection 3

昼食は、江戸時代末期に建てられた民家を移築した「静和館」にて、地元の旬の素材を使ったお料理とお酒のティスティングを楽しむ贅沢なひととき。お酒と料理の絶妙なマリアージュに魅了され、ついつい杯を重ねてしまった方も!?

Inspection 4

午後は、5代目当主が私費を投じて建てられたという、日本最古の木造灯台「今津灯台」に。今も当時の姿そのままに佇む灯台は、地域を照らし続けてきた歴史の象徴であり、大関様の地域に根ざした姿勢を体現しているかのようでした。

Inspection 5

見学の最後は西宮能楽堂にてお能体験です。お能の歴史や鑑賞の所作などの解説を受けた後、実際に能面を着けたり、小鼓を叩いたりと、貴重な体験をさせていただきました。特に「小鼓は心に邪念があると良い音が出ない」との言葉に、参加者は皆、自然と背筋を伸ばし真剣な表情に。少しずつ音が整って行くにつれて、心が澄んで平らかになったように思います。

Inspection 6

何よりも印象的だったのは、ご案内いただいた社員の皆様から感じられた“大関愛”です。大関という会社で働くことに誇りを持ち、それぞれのお仕事を心から楽しんでいらっしゃる様子が訪問者の心に残り、長部社長のお考えやお人柄が、社内の文化としてしっかり根づいているということが伝わってきました。大関様の現在と未来を支える確かな「軸」を学ばせていただいたこと、ご準備下さいました長部社長はじめ会社のみなさまに、心よりお礼を申し上げます。

ご参加のみなさまも、帰路につくころには豊かな学びとほんのりとした酔い心地に包まれながら、今日一日を振り返られたことでしょう。

幹事:(現地)吉村弘子、吉田正子
(東京)柳好美

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